やりました!夏休みの宿題。
完走出来て、良かったです。
※夏休みの宿題とは:
20代の頃、会社の同僚と2人で会社の夏休みに、神奈川から青森まで自転車で行こうということになり向かったのですが、私は仙台で力尽き断念しました。同僚は青森まで行きました。
その為、いつかは青森まで自転車で行く!という「宿題」が私に、果たさなければならない課題として残っておりました。
以下はその記録です。
1日目 鎌取(千葉市)→宇都宮(栃木県) 137.2km
天気は晴れ。体調良し。
リアキャリアにバッグ2個載せて千葉市の自宅を出発。
途中、花見川ツーリングで来たことのある「道の駅やちよ」にも寄り、宇都宮駅に到着。
宇都宮といえばギョーザ!
ホテルの部屋に自転車を入れ、就寝。
2日目 宇都宮→郡山(福島県) 126.6km
天気は曇り。体調良し。
切り立った岩肌、鯉のぼり、植木を動物の形に刈り込んだ「トピアリー」、一里塚、ひょうたん型の道祖神など、道中珍しいものあり。
標高が最も高いところが「境の明神」(鳥居が写っている写真)で、ここから福島県入り。
3日目 郡山→仙台(宮城県) 134.9km
天気は曇り。体調良し。
遠くの山頂に雪(3番目の写真)。
福島駅に寄り、奥の細道の銅像、花時計を撮影。
今年の5月3日にオープンした「道の駅 国見 あつかしの郷」のミニストップで買った、あまおうのソフトクリームが美味!
東京から300キロ地点を確認。
山頂に観音様。
道路交通規制用のスタンドが可愛い。
大都会仙台に到着。
4日目 仙台→奥州・水沢(岩手県) 114.6km
天気は曇り、時々小雨。 体調良し。
道路側の網のような施設は、雪除け?
東京から400キロ地点を確認。
小雨に遭い、持参したレインジャケット(赤色)が役に立った。
夕食はインドカレー(ココナツ入り)。 うまい!
5日目 奥州・水沢→安比高原(岩手県) 115.5km
天気は曇り。体調良し。
銀河大橋! 名前良し!
東京から500キロ地点を確認。
左手に岩手山(標高2038m)。富士山と同じ形。美しい。
「坂バカ」のアドレナリン出まくり!! かなりハードな登り坂。
安比高原駅に到着後、「安比高原エリアマップ」(写真参照)58番のペンション「むってぃ」に宿泊。ペットと一緒に泊まれ、ドッグランの場所有り。
※コンビニのWi-Fiによるネットアクセスが不調の為、コンビニオーナーに相談した結果、上記ペンションを紹介してもらった。
温泉良し。部屋良し。オーナー良し。
6日目 安比高原→青森港(青森県) 154.4km
※途中でGPS時計のバッテリーが切れ、走行記録が途切れたので、続きのルートを以下に示します。
天気は小雨。 体調良し。
ペンションで素敵な朝食の後、「熊が出るかも知れないから気を付けて。最後に変なこと言ってごめんなさい。」とのお言葉をオーナーから受けて、出発。熊に遭遇したら、そおっと熊の視界から出るように、との事。
結局、熊には遭わなかったけれど、森の中に黒いものがあるとなんとなく熊に思えてしまうのも困ったもの。
かなりハードなアップダウン。
21キロ地点のトップは「貝梨峠」、80キロ地点のトップは「坂梨峠」。
美しい景色が続きます。
昼食は野菜カレー。
途中、弘前城に寄るも、桜はほとんど終了。
ガードレールの模様がリンゴ、赤いのもあって、さすが青森県。
青森港に到着後、「青森まちなかおんせん」で夕食と入浴を済ませ、着替えて再び青森港へ。
青森港23:30出港の青函フェリーに乗船し、函館港に翌朝3:20入港。函館港の待合室でしばし休息。
7日目 函館港→八雲→洞爺湖 172.4km
■函館港→八雲 91.8km
■八雲→洞爺湖 80.6km
天気は雨。体調、まあまあ(寝不足)。
この日は八雲(函館港から約70キロ)に宿泊する予定だったので、余裕で、函館の街中をポタリング。
路面電車の停留所を見、函館護国神社の鳥居のところまで登り、函館山を自転車で登る大会に参加した時の感想が「20分余りで思ったより大変ではなかった」とネットにあったのでトライしようかと思いましたが、坂を見てあまりに急なので、諦めました。
その後、赤レンガ倉庫群を見、坂本龍馬の人差し指を天に指した銅像を見、五稜郭タワーの展望台から特別史跡五稜郭跡を見ました。
その後、北海道の特徴と思える、真っ直ぐな長い道路をひたすら自転車を漕いで八雲駅に到着し、ホテルを検索したところで真っ青になりました。
八雲駅周辺には、ホテルの空きが見当たりません。
困りました。この先の町、長万部町にもホテル(の空き)はありません。
時刻は午後3時半。
そこで、結論として導き出したのが、このまま洞爺湖まで(約80キロ)一気に行こう、というもの。
早速、洞爺湖のホテルを予約し、「午後8時頃に到着予定で、かつ八雲から自転車で向かう」とのメッセージを送り、洞爺湖に向けて出発しました。
しかし、ここは北海道。
少し人里を離れると、人家も店もなく、真っ直ぐな道路と、時々行き交う車のみ。道路の街灯も無し。
小雨の中、真っ暗な道を、自転車の前照灯の灯りだけを頼りに、ひたすら漕ぎ続けました。
一番やばかったのが、洞爺湖から11キロ程手前の地点。
寝不足と疲労とが重なり、睡魔が押し寄せてきました。
このままではマズイと、久しぶりに見つけたコンビニ「セイコーマートやじま豊浦」店に飛び込み、ホットカフェオレとおにぎり二個を買い食べました。
これでなんとかエネルギーが補充でき、洞爺湖のホテルに無事辿り着くことが出来ました。到着時刻は午後9時40分過ぎ。(予定から1時間40分遅れ)
この時点で、体力と事故のリスクを考え、明日の洞爺湖→新千歳空港の山越え自転車走行は、やめることにしました。
8日目 洞爺湖→札幌→新千歳空港→→帰路
洞爺湖→(高速バス)→札幌→(JR快速)→新千歳空港→(Jetstar)→成田空港→(JR)→鎌取のルートで輪行し、帰宅しました。
まとめ
■自転車走行距離:
1日目 137.2km
2日目 126.6km
3日目 134.9㎞
4日目 114.6km
5日目 115.5km
6日目 154.4km
7日目 172.4km
合計 955.6km
※上記の距離は、一旦目的地の駅に到着後の、ホテルへの移動や温泉施設への移動距離などは含んでおりません。
従って、実際の自転車による移動距離はこれより多いです。
ちなみに、自転車に備え付けのサイクルコンピュータの累積距離値は、980kmでした。
■備えは大事(スマフォ編):
普段使用のスマフォ以外に、写真撮影用にと予備のスマフォ(Wi-Fiのみ)を持参しましたが、これが良かったです。
普段使用のスマフォを自転車ナビに使いましたが、2日目でバッテリーの蓄電量がゼロとなり、その後充電しようとしても、全く充電が進まない状態となりました。
その為、その後は家族や友人との連絡、ホテルの空き検索・予約は、もっぱら予備のスマフォを使い、コンビニやホテルのWi-Fiに繋いで行いました。
■備えは大事(チューブ編):
まあ当たり前なのですが、スペアチューブを1本持参しました。
そのチューブが、7日目の函館港→八雲間で必要となりました。
走行中に後輪がパンクし、チューブを修理したのですが未だ他に空気が漏れている箇所があるにも拘わらずその箇所が見つかりません。
そこで、仕方なくスペアチューブに取り換えました。
■備えは大事(レインジャケット編):
雨に遭うこともあろうかと、マラソン時に被る薄いポンチョの他に、少し厚手のレインジャケットを持参しました。
このレインジャケットが、雨と寒さから身を守るのに大変役立ちました。
■運も大事:
7日目の夜の時点で、次の日の洞爺湖→新千歳空港の山越え自転車走行を断念したのですが、翌朝輪行のために自転車のチェックと分解を行なっておりましたところ、後輪のタイヤの裂け目から中身のチューブがはみ出ている(チャリンコクラブの仲間が「脱腸ですね!」と表現しておりましたがまさしくその通り)状態だったので、それに気付かずに自転車走行していたらと思うとぞっとします。
■家族に感謝:
計8日間の、自転車旅に出してくれた家族に感謝です。
自転車と体力と時間と少々のお金とそして家族の理解によって、毎日自転車を漕ぐ事だけに専念できる日々を送ることが出来ました。
ありがとう!!!
以上